毎日、家事に育児に仕事に。
気づけば夜、ぐったりしたまま一日が終わってる。
「ちゃんと母親、できてるのかな…」
ふとそんなふうに思ってしまう日、ありませんか?
子どもはかわいい。
でも、イライラしてしまったり、
自分がどこかに置いていかれたような気がしたり。
そんなある日、そっと寄り添ってくれたのが、
大平 一枝さんのエッセイ
『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』でした。
急がなくていい。わたしはわたしのペースで、母になればいい。
このタイトルを見たとき、
胸がじんわりあたたかくなったのを覚えています。
「急がなくていいんだよ」
「ゆっくり進めば、それでちゃんと母になるよ」
そんなメッセージが、文字を通してまっすぐ届いてきたんです。
この本は、第一子を出産したとき、
会社の先輩がプレゼントしてくれたものでした。
そのときは先輩がプレゼントしてくれた意図がよく分からずに、
すぐには読めなかったんです。
でも「あぁ疲れた…」と思った夜にふと目に留まり、手に取ってみました。
わたしの気持ちをそっと受けとめてくれました。
理想の母親になれなくていい。
“わたし”のままで、ちゃんと母になってる。
SNSには、理想のママ像があふれています。
ていねいな暮らし、バランスのいい食事、
怒らない育児、完璧なルーティン。
「わたしには無理かも」って思ってしまう日もあるけど、
この本を読んで、気づかされたんです。
「母親って、みんなちがっていいんだ」
正解なんてないし、失敗したっていい。
子どもと一緒に、少しずつ“母”になっていけばいい。
それって、すごくすてきなことなんじゃないかなって思ったんです。
子どもの成長は、一瞬。
ぐずって泣いて、片づけてもまた散らかって…
「今日も怒っちゃったな」って自己嫌悪の日もあります。
ふと振り返ると、「あれ?ひとりで出来るようになってる」って思う瞬間があるんですよね。
子どもの成長って、一瞬だなぁって。
この本は、“今しかないこの時間”をそっと思い出させてくれる一冊でした。
まとめ:「わたしもゆっくりでいいんだ」
『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』は、
がんばりすぎてしまうママに向けた、
やさしくて、あたたかくて、ちょっと泣けるエッセイ。
・完璧じゃなくてもいい
・母になるのは、少しずつでいい
・子どもと一緒に育っていけばいい
そんなあたりまえだけど忘れてしまうことを、
ふわっと思い出させてくれる一冊です。
今日も「わたし、ちゃんとできてないかも」と思ったなら、
ぜひ読んでみてください。
この本を閉じたあと、
きっと少しだけ、今日の自分を好きになれると思います。
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